名古屋との不思議な縁

2007年5月13日
1.私と名古屋の不思議な縁

1989年から1994年まで、日本各地でテーブルセッティングなどに関するセミナーをおこなってまいりましたが、名古屋近郊の刈谷にもよく行きました。
刈谷には洋風の家具を作っているカリモク家具の本社があります。そこで家具を購入されるお客様のために、ヨーロッパの食卓や食文化について話をしてきました。
 仕事が終わって東京に帰るとき、新幹線のホームでよく外郎を買った覚えがあります。また、名古屋市内に泊まったときには、夕食においしいコーチンの料理を頂いたものです。また、カリモク家具からは、お中元には梅味や抹茶味のソーメン、お歳暮にはゴボウとウリの奈良漬を頂きましたが、これも名古屋の名物と聞いております。
 名古屋では、ノリタケの工場やクラフトセンターを見学したり、ノリタケミュージアムを見学したこともありました。そのとき、美しい花模様が入った四季シリーズの洋食器を購入したことも懐かしい思い出です。
自分で主催している教室では、よくノリタケ洋食器の話をします。またノリタケといえば、大倉陶園のことも忘れられません。1930年製のアンティークのティーポットは、私の自慢の種です。
昔、ハンガリーのペーチという町で、日本製のエスプレッソ・カップを買ったことがありましたが、そこには「大日本名古屋」と裏印が刻んであります。これも、名古屋と私の不思議な縁の一つです。


2.名古屋電気文化会館のステージ
 
名古屋市中央区、電気文化会館にて、1990年2月15日にセミナーが行われました.”セミナーのテーマは”おもてなしの心、テーブルは語る”、講師として、私が招かれました. 電気文化会館コンサートホールにて400人の参加者の前で”1時間に渡って、ヨーロッパのテーブルセッティングとインテリアの意味について語りました. 当日はテーブルセッティングの用意もありました. 話しはホームパティーの心構えやテーブルセッティングの基本について、主でした.
忘れてはいけない飲み物の飲み方や食卓につく時の注意もしました. 最後に参加者の実演を取り入れました.
名古屋の講演は空間の演出力、ステージ上の演技力、ヨーロッパ食文化の知識や企画力全般の確認になりました. 

名古屋の講演が行われてから、17年も立ってしまいました. この17年間、教室を運営することによって、さらに様々な企画を行いました. ”ペネロップ日本展’98年”はその一つでした. 1998年7月30日に全国から100人のゲストを迎え、ヨーロッパのハウスリネンについて話しました. 

テーブル・リネン

30年前、日本に来ることになった時、まず問題になったのはプレゼントに何をもっていくかということでした。私はテーブル・クロスをもっていくことにしました。テーブル・クロスなら誰もが毎日、使うものだからです。それにテブル・クロスは一生、使うことができるからです。
 いろいろなテーブル・クロスをそろえました。大きなもの、小さなもの、色のついたもの、つかないもの。一番上等だとされている白い亜麻のものも、何枚か揃えました。ところが、日本でテーブル・クロスを贈っても、あまり喜ばれないことに気が付きました。せっかく差し上げても、全然使われてない様子でがっかりしました。日本にはテーブルはあっても、テーブル・クロスはほとんど使われることがないということを知らなかったからです。
 日本では、もともと各人がお膳を使っていました。テーブルで食事をするようになってからも、お膳が大きくなって共同で使うようになっただけで、別にテーブル・クロスなど必要ないのです。それに、もとも、テーブル・クロスは、手掴みで肉を食べていたヨーロッパ人が汚れた手を拭くのに使っていたもので、昔から箸を使っていた日本では必要ないものでした。
 今では、ヨーロッパもテーブル・クロスは汚れた手を拭くものではなくなっています。テーブルを美しく飾り、お客様をもてなすために重要な役割を果たしています。日本でもヨーロッパ風にお客様をもてなしたり、ヨーロッパやアメリカからお客様をもてなすときは、ぜひテーブル・クロスでテーブルを美しく飾っておきたいものです。テーブル・クロスはお客様をもてなす心の現れなのです。
 
1.テーブル・クロスはかならずテーブル・トップの形に合ったものを選びましょう。テーブル・トップには、正方形のもの、長方形のもの、円形のもの、オーバル(長円形)のものなどさまざまな形のものがありますが、テーブル・クロスもそれに合わせて正方形のもの、長方形のもの、円形のもの、オーバルのものを選びましょう。

2.素材も大切です。亜麻、棉など、素材の良いものを選びましょう。なお、にほんでは亜麻も大麻も全部一緒にして麻と呼びますが、ヨーロッパ人にとって亜麻(リネン)は絹に匹敵するほど上等なものです。その点は注意して下さい。あくまでも細くて真っ白な亜麻のテーブル・クロスを選びましょう。

3.大きさは、テーブルの端から20〜30cmほど垂れ下がるくらいが適当です。

4.基本的な色は白。白ですと合わせやすいということはありますが、TPOに合わせて他の色や柄入りのものを選ぶのもよいでしょう。ただ、その場合はコーディネーションが難しくなります.



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